こんにちは。ライターのねぎみじんと申します。
突然ですが、ある調査では、
将来への不安を感じている人は7割以上という調査結果が出ているそうです。
老後に貯蓄2,000万円が必要といった話もあります。
厚生労働省のデータでは夫65歳以上、妻60歳以上の無職夫婦の収支は、
ひと月の収入が20万9,000円なのに対して支出が26万4,000円となり
月々5万5,000円ほどマイナスとなる計算です。
夫が95歳になる30年間で約2,000万円が必要といった内容でした。
また現状、身を沁みて感じているインフレ環境も、
給料は変わらないのに物価が上がるという絶望ともいえる状況です。
他にも高齢者層が増えることによる年金問題など、
確かに考えれば考えるだけ不安というのは日に日に増えているようにも感じます。
そんな昨今の状況で平均寿命が男性より長いといわれている女性は、
余計に不安に思われるのではないでしょうか。
そんなわけで今回は、老後への不安を解消するための一つのご提案として、
「30代女性が不動産投資を始める理由やメリット」についてまとめていきたいと思います。
1. 女性が感じる老後の不安
まずは女性が感じる老後の不安について考えてみます。
○未婚率、晩婚化
女性の晩婚化と併せて未婚率も上昇しています。
5年ごとに行なわれている国税調査によると、
外国籍者を含む総数による2020年の生涯未婚率は男性26.7%、女性17.6%となっており、
5年前の2015年で男性23.4%、女性14.1%ですのでどちらも上がっているのが分かります。
情報元:内閣府|第1部 少子化対策の現状(第1章 3)
女性の約6人に1人は生涯未婚ということになります。
かつては家庭に入って夫の収入で暮らしていくのが主流でしたが、
それに比べて現在は女性の社会進出が進んで自立心がアップしています。
これは1人で生きていかなければならないと肌で感じているからなのでしょうか。
経済的理由やなかなかにタイミングが合わない、仕事こそ人生といった考え方、
他にも多種多様な生き方が尊重される世の中で恋愛よりも楽しいことが溢れている環境など、
様々な理由で結婚しない確率は上がっているようです。
万が一、結婚しなかった場合は自分の力のみで生きていく必要があるわけで、
資産の運用で経済力を高めていく必要もあるのではないでしょうか。
○平均寿命
女性の平均寿命は男性よりも6年ほど長いといわれています。
こちらも厚生労働省のデータですが、
2020年の日本人の平均寿命は男性81.64歳、女性87.74歳となっていて
これも過去と比べると上がっています。
情報元:公益社団法人生命保険文化センター|日本人の平均寿命はどれくらい?
パートナーに先立たれる可能性がある以上、その後は自分1人で何とかしていく力が必要ですし、
男性よりも6年分は多くの老後資金が必要という考え方も出来ますね。
昨今のインフレや高齢化社会の影響による年金の不安を払拭するためにも、
多くの備えを用意したほうが安心であるといえるでしょう。
2. 30代女性が不動産投資を始めるメリット
それでは、不動産投資のメリットと30代女性が不動産投資を始めるメリットが重なる点を、4つほど紹介していきます。
①低金利の日本政策金融公庫からの融資を選択肢に入れることができる
不動産投資のメリットの1つにレバレッジ効果というものがあります。
株、FXと違って不動産投資は、
銀行から融資を得ることできる=少ない自己資金で大きな利益を狙えることも可能だったりします。
こういった小さな力で大きな効果を得る事をレバレッジ効果といいます。
不動産投資では条件付きではありますが、
金利の低い「日本政策金融公庫」の「女性・若者・シニアの起業家支援融資」というものがあります。
こういった条件があります。
ただし日本政策金融公庫の融資は返済期間が短く、自己資金割合も高く要求される点には注意が必要です。
また投資目的では融資を受けられないので不動産賃貸業として融資を受けることになる点にも気を付けましょう。
年収が上がってくる30代ならローン審査も通りやすくなりますし、
日本政策金融公庫からの融資を年齢制限なく選択肢に入れることができるのは、女性ならではのメリットではないでしょうか。
②ライフスタイルの変化にも対応できる
結婚している場合、まだまだ男性よりも家事や育児を女性が担っていることが多いかと思われます。
また、万が一の離婚の可能性や、出産に伴う退職など女性は男性よりもライフスタイルが変わりやすい傾向もありますよね。
忙しい女性にとっては、株やFXなどのように世界情勢や経済の最新情報を、
常日頃から集める必要があるタイプの投資は難しいかもしれません。
投資に時間を割けば本業や家事育児が疎かになりやすいですし、
そもそも情報収集の時間を設けることも容易くないはずですよね。
不動産投資であれば区分マンション投資といって、
マンションを1部屋だけ購入し、物件全体の管理修繕は管理会社に任せることも出来るので、
忙しい女性でも割と運用していくことは可能だといえるでしょう。
③女性目線の物件選定が有利!?
一般的に女性は日当たりや通気性、キッチンなどの水回り、内装の美しさ、ゴミ捨て場の綺麗さなど、
女性目線だからこそなのか細部に目を配ることができ、魅力度の高い物件を選定しやすいです。
女性が気に入るような物件は男性も気に入ることが多く、結果的に空室リスクの低い部屋を選ぶことができるかもしれません。
不動産投資において空室が出来るということは収入源が無くなることに直結するため、
空室リスクが少ないというのは非常に大きなメリットといえます。
また余談ですが、女性が多く住むマンションは、
男性女性問わず安心できる設備が整っていることが多いため入居者が決まりやすいとも言われています。
特に30代ともなると1人暮らしを経験している方も多いと思いますし、
入居者の気持ちをより理解できるのではないでしょうか。
④女性は物事を慎重に決める傾向がある
株やFXと違ってそう簡単に資産を手放すことができないのが不動産投資です。
物件を売るのにも手間がかかりますし、買い手が見つからなければすぐには売れない場合もあります。
ある意味、不動産投資におけるデメリットともいえます。
しかしながら女性は男性よりも物事を慎重に進められる傾向があるのです。
物件選定を行なう際も、そういった特徴を活かして後悔の少ない物件を、
じっくり吟味して購入することができるかもしれません。
とはいったものの、時には大胆な決断力も必要なのでバランスが大事となり難しいところではありますが…
3. 不動産投資のメリットまとめ
自分自身の力だけで生きていくと決められた方はもちろん、
結婚される方でも、考えたくは無いですけれど万が一でも離婚の可能性というものを考えるなら、
やはり老後への不安は拭えないでしょう。
不動産投資を始めればローンで物件を購入したとしても、
返済さえ終われば将来的には定期的な家賃収入が年金代わりになります。
また将来への備えとして考えると、もちろん現金のみの資産(いわゆる貯金)も良いのですが、
インフレが進めば進むほど現金資産は目減りしてしまうので、
必ずしも安心とはいえないかもしれません。
分散投資の観点からも現金以外の資産を持つというのは決して悪いことではありませんし、
むしろリスクヘッジとしては非常に利口な考え方といえるでしょう。
もし不動産投資を始めるのであれば、
せっかくなので女性であるメリットを最大限活かした方が良いでしょう。
女性のメリットを簡潔にまとめますと、
こういったところでしょうか。
また、初めて不動産投資を行なうのであれば1棟マンション投資ではなく、
1部屋単位で投資を行う「区分マンション投資」がおすすめとなります。
1棟マンション投資に比べれば低い額で運用できるため、
少ない自己資金でも投資を始めることができますし、その分リスクも少ないです。
いかがだったでしょうか。
今回は「30代女性が不動産投資を始める理由やメリット」について解説してみました。
不動産投資は女性にもメリットがたくさんあります。
もし始めるのなら、しっかりまずは知識の勉強をして信頼できる不動産会社などのパートナーを見つけて、
失敗のリスクを減らしながら、
女性だからこそのメリットを活かして、不動産投資を成功に導いていきましょう。